2025/08/23(土)
遠方の実家の空き家問題!現状把握から管理・相続まで

遠方に実家を持つ人が増える中、なかなか足を運べず実家の状態が把握できていないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
特に、実家が空き家になっている場合は、建物の老朽化や近隣トラブルなど、様々なリスクが潜んでいる可能性があります。
そこで今回は、遠方の実家の空き家の現状を把握する方法と、空き家のままにしておくリスクについて解説します。
遠方の実家の空き家の現状把握方法
目的の明確化
まず、現状把握の目的を明確にしましょう。
売却を考えているのか、賃貸に出したいのか、それとも維持管理していくのかによって、必要な情報が変わってきます。
例えば、売却を検討している場合は、建物の状態だけでなく周辺の環境や市場価格なども把握する必要があります。
一方で、維持管理していく場合は、定期的な点検や修繕計画を立てることが重要になります。
さらに、将来的に活用する予定がある場合も、その用途に合わせた情報収集が必要となるでしょう。
空き家の確認方法3選
遠方の実家の確認方法は大きく分けて3つあります。
一つ目は、自身で現地に赴き確認する方法です。
建物の内外の状態を直接確認できるため、最も確実な方法といえます。
写真や動画を撮影しておけば、後から詳細を確認することも可能です。
二つ目は、親族や知人に確認を依頼する方法です。
近隣に住む親族や知人がいれば、定期的に状況を確認してもらうことができます。
費用を抑えつつ、ある程度の状況把握が可能なのです。
三つ目は、専門業者に依頼する方法です。
費用はかかりますが、専門的な知識を持った業者に依頼することで、より詳細な情報を得ることが可能になります。
建物の劣化状況や修繕箇所の見積もりなど、専門的な視点からのアドバイスを受けることもできるでしょう。
専門家による詳細な情報収集
より詳細な情報が必要な場合は、専門家への相談が有効です。
不動産鑑定士や建築士、司法書士などに相談することで、専門的な見地からのアドバイスを受けることができます。
例えば、不動産鑑定士は市場価格の査定を、建築士は建物の劣化診断を、司法書士は相続に関する手続きなどを専門としています。
また、税理士に相談することで、相続税や固定資産税に関するアドバイスを受けることも可能です。
状況に応じて適切な専門家を選ぶことで、より正確な情報に基づいた判断が可能になるといえます。
遠方の実家 空き家のままにしておくリスクとは?
空き家の劣化リスク
空き家は、人が住んでいないことで劣化が加速します。
風雨に晒され、適切な換気が行われないことで、建物の老朽化が急速に進みます。
屋根や外壁の劣化、雨漏り、シロアリ被害などが発生する可能性が高くなります。
そのため、定期的なメンテナンスを行わないと、将来的に大きな修繕費用が必要となる場合もあります。
また、建物の劣化は資産価値の低下にも繋がるため、注意が必要です。
さらに、放置された空き家は、犯罪に利用されるリスクも高まるため、防犯対策も重要になります。
空き家の維持コスト
空き家であっても、固定資産税や都市計画税などの税金は発生します。
また、建物の維持管理のために、定期的な清掃や草刈り、防犯対策なども必要です。
さらに、水道や電気などのライフラインを維持する場合、基本料金が発生することもあります。
これらの費用は、空き家の状態を維持するために必要不可欠なコストであり、無視することはできません。
特に、固定資産税は、住宅用地として利用されている場合に軽減措置が適用されるため、空き家になると税負担が増加する可能性があります。
空き家が引き起こす近隣トラブル
空き家は、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。
適切な管理が行われていない空き家は、不法投棄の温床となるだけでなく、害虫や害獣の発生源となることもあります。
また、倒木や火災などのリスクも高まり、周辺住民に不安を与える可能性があります。
これらのトラブルは、近隣住民との関係悪化に繋がり、深刻な問題に発展するおそれがあります。
例えば、空き家から発生した害虫が近隣住宅に侵入した場合、損害賠償請求をされる可能性も考えられます。
空き家の管理と相続
空き家の管理責任は、所有者にあります。
遠方に住んでいて管理が難しい場合は、管理を委託することも検討しましょう。
また、相続が発生した場合、空き家の相続手続きが必要になります。
相続登記を行わないと、売却や賃貸などの手続きがスムーズに進まない場合があります。
そのため、相続が発生する前に、空き家の管理方法や相続手続きについて、事前に家族で話し合っておくことが重要です。
加えて、遺言書を作成しておくことで、相続手続きを円滑に進めることができます。
まとめ
遠方の実家の空き家は、放置しておくと様々なリスクが生じます。
現状を正確に把握し、適切な対応をすることが重要です。
目的を明確にし、適切な方法で現状把握を行いましょう。
また、空き家のままにしておくリスクを理解し、適切な対策を講じることで、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。
そのため、早めに対策を始めることが大切なのです。
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